ファンタジーといえば魔法!この物語では、魔法は代償を伴うものだと知る。便利が無限に続くなんてことはやっぱりおかしくて。均衡のバランスを崩してはいけないんだ、現実も。
影という、得体の知れない恐怖は逃げても逃げても追ってくる。でも、向き合う勇気を持てば、形勢逆転。今度は恐れていた影を追うことになる。光と影は表裏一体。本来恐るものでも、逃げるものでもない。認めて、受け入れる。それでようやくスタートラインに立てる。自分の影はどんなカタチなんだろうか。
この物語で、好きなところは、本当の名前がある、ということ。真の名前。それはむやみに人に教えてはいけない。弱みになってしまうから。でも、大切な人にはその名を伝えよう。たぶん、名前とは、唯一無二のその人をあらわすもので、真の名前の前には嘘も通用しないし、隠れることも出来ないんだ。
カラスノエンドウはいいやつ。彼のような親友がいたら幸せだ。
オタクもかわいい。言葉を持たない者たちの愛の深さたるや。一緒にいることが信頼の証。
2021.05.03
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- 感想投稿日 : 2022年7月31日
- 読了日 : 2022年7月31日
- 本棚登録日 : 2022年7月31日
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