QED 百人一首の呪 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2002年10月16日発売)
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本棚登録 : 1976
感想 : 266
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この作品、どうして手に取ったのだろう??全く覚えていない・・・いや、そもそもが「百人一首」と言う素材に興味があったからなのは、自分の趣味嗜好として間違いないのだけど、読後、改めて確認すると、この作品は1998年(文庫発売としてでも2002年)、20年以上前の作品、しかも、シリーズ物ではないか!「百人一首の呪」と言うタイトルの前に「QED(証明終わり)」とあって、これ何だろうなあ?とは思っていたのだけど、それがシリーズタイトルだとは認識せずに読んでいたのだ。
通常の自分の行動パターンからすると、古い作品を急に読むのは、"気になっていたけど何となく読むタイミングを逸していた" か "作者の最近の作品が気に入り過去に遡る" で、その場合には、シリーズだと知っている上で、敢えて手を出してしまう、なのだ。が、今回は、シリーズと認識していなかった。と、すると。もう1つのパターンは" 誰か(書評家、ブクログユーザーさん、TV・雑誌・SNSの有名人)のお薦めやレビューを見て興味を持った" なのだが、その場合は、読書メモなどにメモるようにしている。しかし、今回はメモ忘れていたようで、どこから本棚登録に至り購入したのか不明、、、
と、まあ、本当にどうでも良いことをつらつら書き連ねてしまったが、要するに、何を考えているのかと言うと、シリーズの他の作品にまで手を出すかどうか、だ。大変失礼ながら、この作品が自分の中で非常に面白く、これがシリーズ化されているなら、他も読んでみよう!と思っていたなら、迷わず、古くても時間がかかっても読むのだけど、そこまでの "出会ってしまった感"が無いのだ。勿論、ミステリー自体も面白かったのだが、この作品だけについて言えば、ミステリーそのものの謎解きよりも、百人一首の謎解きがメインであったように思う。なので、例えば登場人物のキャラクター設定やストーリーの構成など、その他の要素にそこまでハマったかと言うと、、、と言うのが正直なところ。
さて、どうしたものか。まずは、ブクログユーザーさんのシリーズ他作品のレビューを拝見しながら、考えようか。何しろ、20年以上前にスタートしたシリーズ、既刊も多いようなので。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2022年5月25日
読了日 : 2022年5月24日
本棚登録日 : 2022年5月20日

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