前巻を読んだ時から間を開けてしまったので若干話は忘れ気味だったのだが、そのせいか文章が読みにくく感じた・・・と思ったら他の人も感じていたらしい。何故だろうか。
1巻2巻と単体でお話が完結できてしまうような感じだったが、今回は露骨(若干無理やり)に伏線を貼りまくった感じ。売れたから引き伸ばし政策?
カントクの絵は相変わらず素晴らしく可愛いので挿絵を見るだけでも買う価値がある。
新キャラのエミは最初から胡散臭い感じだったが、最後まで読んで納得した。素の方が可愛く感じた。
月子と鋼鉄さんは、出番は多いけど今回やや印象が薄い。
逆に出番が少なかったが印象に残ったのは小豆梓であるな。
小豆梓の心境を踏まえ、読者として「諦めんなよ!」と微妙にフラストレーションが溜まっていたところに最後のアレでカタルシスを得た。
全体を通してあまり出番がないが、最後にアレをもって来るためにあえて出番を減らしたのだとしたらなかなかの構成。
ただ、変態王子が未だ完璧に小豆梓を女性として意識しなままアレしたのだとしたらちょっと小豆梓がかわいそうだよね……
あと最後の猫神がちょっと可愛く思えたんだが、アレを経て再び猫神に会った時に彼(?)が変態王子にどんな反応をするのかが次巻のちょっとした楽しみである。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ライトノベル
- 感想投稿日 : 2012年2月8日
- 読了日 : 2012年2月8日
- 本棚登録日 : 2012年2月7日
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