悪魔の舌

著者 :
  • 青空文庫 (1999年1月23日発売)
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感想 : 5
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友人からの電報で呼び出され、記された場所に出掛ける語り手。だがそこに友人の姿はなく、呼び出された意味も分からない。仕方なく友人の家に出向くと、彼は自分の心臓に火箸を刺して絶命していた。電報にあった場所にとって返し、暗号めいた石畳を調べると、果たして友人が遺した手記が出てくる。そこには、彼が辿った人生と、死に至る経緯が認められていた。

原因不明の病のち異食症ときどき幻覚、明日は食人鬼となるでしょう、てな友人。変わり者の集うパーティーで彼と知り合ったという語り手だが、じゃあアンタもじゃんと突っ込みたくなる。遺体を検死したら手記の記述通り舌に針があったというが食人は妄想だろうとさらりと結ぶ。いや舌に針ってそれスルー案件じゃないと思うのだが。それにしても皆美少年好きな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文学
感想投稿日 : 2013年6月10日
読了日 : -
本棚登録日 : 2013年6月10日

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