オオカミと生きる 新装版

  • 白水社 (2008年2月1日発売)
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本棚登録 : 42
感想 : 4
5

この本は,人間として生を受けながらも,2本足の超位オオカミとして5つの群れを制したヴェルナーフロイントさんによる超絶の大記録です.

彼は狼を飼い慣らしたわけではありません.
自らが狼そのものとなって,研究を重ねていったのです.
狼と遠吠えを上げ,激しい挨拶を交わし,順位闘争をそばで見届け,狼と共に眠る毎日….

寒くないの?暑くないの?怖くないの?噛み殺されないの?食中毒などの感染症にならないの?

色んな疑問がわいてくるでしょう…

でも大丈夫.彼は紛れもなく2本足の狼ですので.

動物園の飼育係では動物とのコミュニケーション力を,連合軍国防ではサバイバルナイフ1本で生き抜く力を,そして未開地民族探検では,どんなピンチも動物的方法で切り抜ける術を身につけました.

彼の経歴はいまこうして,狼として生きるための試練だったとも言えます.

この本は,狼の生態や習性を知れるだけではありません.
人間の能力に限界はないことと,どんな経験も何かに役立つときがくることを教えてくれます.

最近自信がない,もやもやする,体が疲れやすい…などの悩みを持っている方!
まだきっとやれる.

この本をぜひ手にとってみてください.

本を通じてフロイントさんからみなぎる野生のパワーが得られますよ.

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 狼に関する本
感想投稿日 : 2012年2月6日
読了日 : 2011年2月
本棚登録日 : 2012年2月6日

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