この本は,人間として生を受けながらも,2本足の超位オオカミとして5つの群れを制したヴェルナーフロイントさんによる超絶の大記録です.
彼は狼を飼い慣らしたわけではありません.
自らが狼そのものとなって,研究を重ねていったのです.
狼と遠吠えを上げ,激しい挨拶を交わし,順位闘争をそばで見届け,狼と共に眠る毎日….
寒くないの?暑くないの?怖くないの?噛み殺されないの?食中毒などの感染症にならないの?
色んな疑問がわいてくるでしょう…
でも大丈夫.彼は紛れもなく2本足の狼ですので.
動物園の飼育係では動物とのコミュニケーション力を,連合軍国防ではサバイバルナイフ1本で生き抜く力を,そして未開地民族探検では,どんなピンチも動物的方法で切り抜ける術を身につけました.
彼の経歴はいまこうして,狼として生きるための試練だったとも言えます.
この本は,狼の生態や習性を知れるだけではありません.
人間の能力に限界はないことと,どんな経験も何かに役立つときがくることを教えてくれます.
最近自信がない,もやもやする,体が疲れやすい…などの悩みを持っている方!
まだきっとやれる.
この本をぜひ手にとってみてください.
本を通じてフロイントさんからみなぎる野生のパワーが得られますよ.
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
狼に関する本
- 感想投稿日 : 2012年2月6日
- 読了日 : 2011年2月
- 本棚登録日 : 2012年2月6日
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