青山七恵が描く現代版御伽草子。大和、河内、伊賀と言いながらシュミーズ姿で金髪。不思議な違和感が不気味さをそそる。膝下にのぞく脚、宰相の君と絡み合う腕が何ともエロチック。最後まで不気味で淫猥な世界が続く。ありきたりの幸せに満足できず放浪する心。常識とは何か幸福とは何かを問いかけられた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2016年2月14日
- 読了日 : 2016年2月14日
- 本棚登録日 : 2016年2月14日
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