“劇的”とは (岩波新書 新赤版 402)

著者 :
  • 岩波書店 (1995年8月21日発売)
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本棚登録 : 88
感想 : 9
4

劇的なもの…それは案外日常にも
紛れ込んでいるのかもしれませんね。
著者の考えには一種の哲学があります。

追い求めすぎると、それは離れていく。
夕鶴は誰しもが知る物語だけれども
つうが幸せを望んで誠心誠意相手に尽くしても
相手にはそれが伝わらない。

そして気が付いた時には…

それと我が国には耳の痛い事柄が
数多く出てきます。
そう、後に延ばしをした結果がこのありさま。
先にさっさといろいろしていればきっと
こじらせなかったのでしょうね、あそこは。

興味深い本でしたね。
日本と海外の劇の違いも出てきますし。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 新書
感想投稿日 : 2019年10月31日
読了日 : 2019年10月31日
本棚登録日 : 2019年10月31日

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