読書注意。
人によっては恐ろしいほどに
胸糞の悪くなる本だと思います。
人は、生まれつく場所を選べません。
主人公である甫はいわゆる妾の子として
恵まれぬ日々をすごすことになります。
どんなに物事を起こそうにも
そこには全ての諸悪の根源である
父親の影がちらつきます。
絶対的な存在からどうにかしても
逃れたい甫はもがき苦しみます。
私はそういった環境の人間ではありません。
ですが不意の出来事によって
産み落とされた命が
蔑まれてすごさねばならぬ
不条理さにはただただ憤りを覚えます。
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カテゴリ:
その他本
- 感想投稿日 : 2016年9月30日
- 本棚登録日 : 2016年9月30日
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