この話もそこそこ好き。
1巻で怒涛の勢いと流れでどうにかこうにか着地した二人が、少しだけ向き合う話だった。
ただ、少しだけ。本当に少しだけではあったので、もう少し頑張ってほしいかな。
あの青年は、可哀想だった。
才能はあるのに世間の認識のせいで認めて貰えず、その上その才能も中途半端であまり大きくは伸びず何も成せないまま、ただ罵倒だけは立派にきっちりと届けられる毎日。
気持ちは痛いほどにわかってしまう。
せめてエディか、それに近しいほどに伸びきっていれば吹っ切れたかもしれないのに。
いや、人生の片棒がアレだったってのも原因の一つではあるので、それこそもっと前にフィリミナと出会えていたらエディとの立場はまるで逆だったかもしれない。
なんだか少し、やるせない結末ではあった。
どうしようもないし、仕方ないのだけれど。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ライトノベル
- 感想投稿日 : 2023年6月10日
- 読了日 : 2023年5月29日
- 本棚登録日 : 2023年5月20日
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