昼メシの丸かじり (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2005年6月10日発売)
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本棚登録 : 176
感想 : 25
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私自身は文庫本の解説を読んだり読まなかったり、ということがあるのだが、この本の解説は読んで大正解だった。最後まで読んでこその本とはこういうものを言うんだろう。
室井滋さんの文章に触れたことはなかったが、東海林さんの文章と同じく読んでいて楽しい。しらすの話はこちらまでうんうん、と頷いてしまった。
この本はお腹が減っているときに読むと今までにあまり疑問に思っていなかったことに触れたり、ご飯のおいしいことが書かれていたりするのでお腹がより一層減ってしょうがない。食べ物に関しての自分(作者)の見方や欲が率直に文章になっていて、自分と同じような意見が書かれていればうんうん、と頷き、ああ、これが食べたくなってしまったぞと涎が垂れそうになる。困った本だ。
どうやら東海林さだおの食べ物感にやられてしまったようなので、今度はどの本を読んでやろうかな?と今から楽しみになっている状態である。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 図書館
感想投稿日 : 2012年7月8日
読了日 : 2012年7月8日
本棚登録日 : 2012年6月20日

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