ホッと心が温まる建築のお話。
依頼から建物が出来上がるまでの手紙のやりとりが書かれた本だったが、神さんの肉筆は出てこなかったのでは一体どんな字を書くのだろうと思った。
建築家って自分の中の考え方が確立された人が多いと思う。中村さんは神さんと自分がすれ違っているのでは?と思った瞬間、そのすれ違いを明確に言語化して伝えているのが、かっこいいし、その想いに対してすぐ向き合う神さんもとてもかっこよかった。
なんていうかかっこいい人たちの物語だったなと思う。
中村さんの言葉にもあったとおり、最近の建築は外見だけ飾り立てたものが多くて、使い続けること、機能性に重きを置いたものは少ないと思う。こうやって信念を持って、作り上げる人がいるなら、まだ私も諦めちゃダメだなぁと改めて痛感した。がんばります。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年6月15日
- 読了日 : 2022年6月15日
- 本棚登録日 : 2022年5月11日
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