特別厚いわけではない文庫本なのですが、なかなかに内容がみっしり詰まっていました。
自身で過去を語らなかったため、永倉新八など生き残った他隊士に比べ謎の多い(むしろ謎だらけ)の斎藤ですが、複数の証言や史実を重ね合わせることで見えてくるものもあります。それでもミステリアスなのが斎藤一の魅力でもありますが。
文字ばかりで書かれているので、その生涯について通り一遍の知識がないといきなり読むのはつらいです。ムック本では足りない、もっと知りたいという人向け。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
歴史
- 感想投稿日 : 2015年6月4日
- 読了日 : 2015年6月4日
- 本棚登録日 : 2015年6月4日
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