C実践プログラミング 第3版

  • オライリー・ジャパン (1998年6月15日発売)
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本棚登録 : 286
感想 : 14
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JavaやJavaScriptその他の言語からこの世界に参入した人間にとっては、(もしかしたら世界そのものがちがう可能性もありますが)C言語というのはもはや必須の教養などではまったくありません。

それでもそうした言語を学ぶ中でしばしばC言語についての言及を目にすることになります。そうした点をあえて調べて理解することは、Objective-Cについて学ぶのでもなければ、言語のユーザーとしてこの業界にいるかぎりあまり意味のあることではありません。

逆に言えば言語の実装方面にまで興味が出てきたときには、この層の知識がほしくなってくるところでもあります。実際、この本を手に取った主たる動機は、『プログラミング言語を作る』(前橋和弥)という本を理解するための土台にしたい、というものでした。

したがって真剣に全編を読んでいるわけでもありませんが、C言語の仕様解説からツールのそろえ方、C言語で開発を行う上での経験知や守るべきコーディングスタイルについて、総合的に解説してくれているのは、なかなか好感でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: tech.language
感想投稿日 : 2011年9月3日
読了日 : 2011年9月3日
本棚登録日 : 2011年8月27日

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コメント 1件

kaizenさんのコメント
2011/10/19

JAVA/C#世代の方にどうC言語を説明するとよいかの視点が見つかりました。ありがとう。

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