まっくろネリノ (世界の絵本)

  • 偕成社
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本棚登録 : 1728
感想 : 166

図書館で幼稚園児くらいの男の子が手にしているのを見て、私もよみたくなってしまい図書館で借りた

「まっくろネリノは、きょうだいにも仲間はずれにされて、いつもひとりぼっち。けれども、ある日、兄さんたちがゆくえ不明になって・・・・。しんみりと味わいふかく、ソフトなパステル画が魅力的。」(裏表紙より)

シンプルですてきな絵本だ
両親と四人の兄さんはきれいな色なのに、自分だけまっくろなネリノは、それがうまれつきなのかな?と考える
切ないけれど、子どもは意図せず残酷なことがある
人は見た目じゃありません、ということを、小学校の道徳で習ったことがあるような気がする
自分が助けられたからって、相手に対する評価が変わるなんて現金じゃない?とも思ったけれど、それは子どもだけでなく大人にもあてはまってしまうことなのだ
だから、このくらいわかりやすい例があってもいいと思う
最後の「作者の紹介」が少しおもしろかった

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: E  絵本
感想投稿日 : 2014年2月24日
読了日 : 2014年2月24日
本棚登録日 : 2014年2月24日

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