私は、「耳をすませば」が好きだ。
新聞の広告か何かで、文春ジブリ文庫の存在を知った。
はじめはジブリの教科書のほうだけを購入したけれど、手元にあわせて持っているほうがわかりやすいと思い、後日追加購入。
柊あおいの同名漫画を原作にした、スタジオジブリの映画のコミック。
「耳をすませば」に振れたときの心の振り幅が、大きい。
そのときの心の有り様に感応して、揺さぶりをかけてくるからだ。
鬱屈しているときに触れたら、自分と比べてかなり落ち込んだ。
今回、足踏みしているときに触れたら、光のすじがみえた。
「そうかぁ
簡単なことなんだ
わたしも
やればいいんだ」
コミックになって、気づいたことが数点。
聖司の声優が高橋一生さんだということ、中三の雫の学習内容が自分の時とずれていること、雫の夢やおじいさんの言葉がメタファーに溢れていること。
映像作品はそれとして、さらさら流れてよいもの。
でも、こうしてとめてコマ割りすると、みえてくるものもあるんだなぁ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
700 芸術
- 感想投稿日 : 2015年4月29日
- 読了日 : 2015年4月29日
- 本棚登録日 : 2015年4月20日
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