シネマ・コミック9 耳をすませば (文春ジブリ文庫 2-9 シネマ・コミック 9)

  • 文藝春秋 (2015年4月10日発売)
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本棚登録 : 69
感想 : 5

私は、「耳をすませば」が好きだ。
新聞の広告か何かで、文春ジブリ文庫の存在を知った。
はじめはジブリの教科書のほうだけを購入したけれど、手元にあわせて持っているほうがわかりやすいと思い、後日追加購入。

柊あおいの同名漫画を原作にした、スタジオジブリの映画のコミック。

「耳をすませば」に振れたときの心の振り幅が、大きい。
そのときの心の有り様に感応して、揺さぶりをかけてくるからだ。
鬱屈しているときに触れたら、自分と比べてかなり落ち込んだ。
今回、足踏みしているときに触れたら、光のすじがみえた。
「そうかぁ
 簡単なことなんだ
 わたしも
 やればいいんだ」
コミックになって、気づいたことが数点。
聖司の声優が高橋一生さんだということ、中三の雫の学習内容が自分の時とずれていること、雫の夢やおじいさんの言葉がメタファーに溢れていること。
映像作品はそれとして、さらさら流れてよいもの。
でも、こうしてとめてコマ割りすると、みえてくるものもあるんだなぁ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 700 芸術
感想投稿日 : 2015年4月29日
読了日 : 2015年4月29日
本棚登録日 : 2015年4月20日

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