稲盛和夫の実学―経営と会計

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  • 日本経済新聞出版 (2000年11月7日発売)
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会社の全体感を意識して仕事できるといいなと思い、これまで全くノータッチだった経理関係で、個人的に尊敬してる稲盛和夫の本を読んでみた。

第一に感じたのは、経理関係ないけど、素人だからこそ本質を捉えることができるってのもあるんだなと思ったし、素人だからといって遠慮してはいけないと感じた。
会計のど素人から自分なりの会計体系を作り上げたのはすごいな

第二に感じたのは、稲盛氏の本を何冊か読んでわかったが、彼の哲学が徹底して一貫しているのがすごい。日々考え抜いて経営していたんだなと。「土俵の真ん中で相撲を取る」とか。

第三に感じたのは、在庫の計上に関してだが、自分の仕事でも歩留まりを考慮して余分に作っているが、あまりはどうしているのだろうか。そもそもどうやって値段を決めているのか。それは妥当か。考えるいいきっかけとなりそう。

その他学び
固定観念、常識にとらわれるとその常識の範囲内でしか成果を出せない。例えば、コレコレの業界では売り上げの何パーが利益となるといった類の迷信を信じると、それ以上に利益を上げる力があっても、自ずとその迷信レベルに収まってしまう。

モノと金を徹底して一対一対応させる。これをおろそかにすると、数字を操作できるものと考えてしまい、不正に繋がりかねない。

利益を上げるには、極論、売り上げを増やし経費を減らす

社員一人一人が会社の方針、経営状況を知ることで、皆が同じ方向を向ける。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2024年4月11日
読了日 : 2024年4月11日
本棚登録日 : 2024年4月11日

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