地名崩壊 (角川新書)

著者 :
  • KADOKAWA (2019年11月9日発売)
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由緒ある地名が簡単に消滅する時勢に警鐘を鳴らす一冊。

キラキラネームと同様に地名にもひらがなとカタカナが流行。特に平成の大合併で激変している。難読地名をひらがなにした「こあら(小荒)」はよいとして、あるかぽーと(下関市)、メルヘンランド(小矢部市)、豊幌はみんぐ町(江別市)など。

合成地名も今ではそうと気づかないほど定着していることも。谷津・久々田・鷺沼で津田沼とか鳥羽(と)、吉野(よ)、新田(し)、成相(な)で豊科。

最近では災害地名が有名だが本書は具体的な場所がはっきりしない災害地名は当てにならないことを指摘している。

土地のイメージが地価に影響することもあるので、部外者があまり言うべきでひないが、せっかくの由緒ある地名、大切にしてほしいものだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 雑学
感想投稿日 : 2021年2月17日
読了日 : 2021年2月16日
本棚登録日 : 2021年2月16日

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