昭和33年生まれ。出身の世田谷の松原を回想する。下町でも山手でもない玉電の沿線風景。
松原に縁があるわけではないがどこか懐かしさを感じる作品。玉電の支線だった世田谷線の駅。近くには三軒茶屋や経堂、下高井戸などの町。
昭和40年代、個人商店が溢れていた時代。
「小説新潮」に連載されていたエッセイ。筆者の急逝により唐突に終わる。62歳、急性心不全。
人の死というのはその人の持つ記憶、経験、知識。ほとんどが断絶するものであることを痛感する。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2021年4月18日
- 読了日 : 2021年4月18日
- 本棚登録日 : 2021年4月18日
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