玉電松原物語

著者 :
  • 新潮社 (2020年10月20日発売)
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昭和33年生まれ。出身の世田谷の松原を回想する。下町でも山手でもない玉電の沿線風景。

松原に縁があるわけではないがどこか懐かしさを感じる作品。玉電の支線だった世田谷線の駅。近くには三軒茶屋や経堂、下高井戸などの町。

昭和40年代、個人商店が溢れていた時代。

「小説新潮」に連載されていたエッセイ。筆者の急逝により唐突に終わる。62歳、急性心不全。

人の死というのはその人の持つ記憶、経験、知識。ほとんどが断絶するものであることを痛感する。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: エッセイ
感想投稿日 : 2021年4月18日
読了日 : 2021年4月18日
本棚登録日 : 2021年4月18日

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