地図研究家として多くの著作のある筆者。
今回テーマに選んだのは懐かしい帝国書院の地図。学校でお馴染みのカラー版の地図帳から見えてくる奥深い地理の世界。
日本人なら誰もが手に取っただろう帝国書院の地図帳。標高、国境から各地の名産地や宗教、言語まで。地図から浮かび上がる蘊蓄の数々。
本書を読み地図帳から広い世界を想像したこと子供の頃を思い出した。まだ見ぬ異国。単にテストのためでなく大好きな学科だった。クリスマス島やエロマンガ島。
本書は地図をそれこそ穴のあくほど眺めて筆者でなければ気づかなかったトリビアの連続。四万十川の蛇行や、山越えをする吉野川ら江の川など。
本書はベストセラーになっているという。これだけ身近な地図帳は世界史上あっただろうか。
世紀のベストセラー帝国書院の地図帳を手段としたのだからもちろん本書も傑作です。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2019年11月25日
- 読了日 : 2019年11月25日
- 本棚登録日 : 2019年11月24日
みんなの感想をみる