ミャンマーの柳生一族 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (2006年3月17日発売)
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本棚登録 : 743
感想 : 88
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友人作家の取材旅行にガイドとして共に旅した筆者の旅行記とミャンマー勢力図解説。

ミャンマー国内が藩制時代の日本のように地域毎に個性があり、それぞれ一つの国に分かれているようだという点に着目し、権力者を柳生一族になぞらえて紹介。
それが時にわかりやすく、時にくどかったりこじつけっぽいわ~と思えたりして…。一緒くたになり読み飛ばしがちな現地人名に具体的印象が与えられるのは良かったけど、話の流れが分断されるため柳生風味は部分部分で良かったのではと感じたり。
ミャンマー人の社交性や識字率の高さなどについて特に関心を持って読んだ。筆者たちに次第に心を許していくミャンマーの人々が微笑ましくきゅんとした。

昔の日本の影を見つけにいつか行ってみたいなぁ。大変そうだけど(汗)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: エッセイ
感想投稿日 : 2013年9月8日
読了日 : 2013年9月7日
本棚登録日 : 2013年9月8日

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