「世界各国を1日1ドルで回る」旅行記。貧乏旅行であるが故に、限りなく現地の人々の暮らしからその国の生々しい実態が描かれている。
各国にある、貧困、差別、対立、戦争。それらを見ては考え、考えてはまた見て、苦悩し自分とのギャップに苦しむ。50年以上前の本であり、筆者とは時代背景も共通体験も全く異なるはずであるのに、ある種の繋がりと普遍性を感じた。
「「貧困」も抽象的話題にとどまるかぎり、それは知性にとっての一つの体操であろう。」
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年9月12日
- 読了日 : 2021年9月12日
- 本棚登録日 : 2021年9月12日
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