悪魔が来りて笛を吹く (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (1973年2月20日発売)
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本棚登録 : 2364
感想 : 199
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読了はかなり前です。表紙もこれではなく、おどろおどろしい極彩色の怪しい絵だったのですが(笑)、変わってしまって残念です。
金田一シリーズの名作に多い、地方で発生する耽美怪奇な殺人事件とはうって変って都会で発生する事件ですが、旧華族の登場や耽美的な雰囲気はそのままで、事件の端緒も血の因業を伴うものなので、金田一耕助が解決する事件としてはそのものぴったしですね。
現代感覚からすれば「悪魔誕生」は理解し難いものだが(笑)、ページをめくるのももどかしくドキドキ気になったものでした。(笑)
フルートの音色は小説だと当然わからなくて残念だったのですが、ドラマや映画で流れた音色を聴いてしっくりきました・・・。(笑)
謎の展開過程も横溝ならではで、金田一耕助シリーズの代表作と言えるだろう。

※2012年5月29日追記
 あれっ?表紙が以前のものに戻っている・・・。この方が良いです!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 推理小説、ミステリー
感想投稿日 : 2011年11月23日
読了日 : -
本棚登録日 : 2011年3月19日

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