吃音に悩み人前でスピーチすることに怖気づくイギリス国王ジョージ6世(コリン・ファース)と三人四脚で改善に取り組む、王妃エリザベス(ヘレナ・ボナム=カーター)と言語聴覚士?ライオネル・ローグ(ジェフリー・ラッシュ)の人間交流ドラマ。第83回アカデミー作品賞受賞作。
コリン・ファースの吃音の演技は観ているこちらもハラハラしたり、ほら!と思わせたりとなかなかの迫真でした。そしてその改善努力といったら・・・。
敬称にはこだわる仕草が面白いのと、夫を支え何とかしようとする妻役のヘレナ・ボナム=カーターにも好感が持てます。ある意味お約束ですが、身分を明かすシーンもコミカルに描かれていました。(笑)そして、王と対等に向き合い共に改善に取り組む専門家役のジェフリー・ラッシュの演技も頼もしく素晴らしかった。
スピーチが重要な仕事となってしまったロイヤルファミリーだが、実は・・・という物語ですが、その悩みの重さに比例してそれに真剣に取り組む姿に応援したくなる描かれ方が好印象です。
ラストは感動的な場面ですが、流れ的には大きな開放感と国王の努力を知る周囲の安堵が伝わりよくわかるのですが、戦争開始を告げる鼓舞のスピーチであったことを考えると、本当にそこまで笑顔で讃えられたものかな?
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
外国映画
- 感想投稿日 : 2012年9月9日
- 読了日 : 2012年9月8日
- 本棚登録日 : 2012年8月31日
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コメント 1件
ブリジットさんのコメント
2012/09/13