自転車を通じて成長する二人の男の子の幼稚園~社会人までを描く長編小説。
主人公の草太・昇平の2人の視点を交互に書いてあるんだけど、話があっちこっちに飛びすぎ。「自転車が出てくる」ということは共通してるけど…。
文章のテンポも良くて個々の章自体は面白いし、自転車の魅力も伝わるのに、この長さで2人主人公にしてしまったためにダラダラして仕方なかった。
主人公2人もわざと対極にしようとしたためか両方に魅力を感じないし…。
短編~中編で、1人の主人公ならとても面白かったと思うだけに残念。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
青春
- 感想投稿日 : 2012年1月24日
- 読了日 : 2010年11月17日
- 本棚登録日 : 2010年10月24日
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