【あらすじ】
全貌が見えてきた殺人事件の真相。これまで語られてきた供述とは食い違う真実に、藍川美月の狙いが見え隠れする。弁護士が辿り着いた答えとは!? 五十嵐真子を殺した犯人は!? 幕を上げた運命の裁判。業を背負った一人の女子高生によって、この物語は終焉を迎える。
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物語自体は全体的に暗くて悲しい。そもそも私、女の子が酷い目に合う話自体が苦手です。でも、事件の真相、そして主人公・美月の真の目的が明らかになった瞬間の、全てのパズルがパチッとハマった感覚はその悲しさを上回るほどに爽快でもありました。上巻が美月目線、中巻が真子目線、そして下巻で一気にクライマックスに落ちていく…という構成も素晴らしいです。
ネタバレになってしまうので多くは語れませんが、大切な人が困っているときに、果たして自分はどこまで自分の人生を擲つことができるだろうか。そんなことを考えさせられました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
漫画
- 感想投稿日 : 2023年6月7日
- 読了日 : 2023年6月7日
- 本棚登録日 : 2023年6月7日
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