うたかたの誓いと春の花嫁 (ライムブックス バ 2-1)

  • 原書房 (2013年1月9日発売)
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本棚登録 : 52
感想 : 9
4

20130116読了

The Huxtable Quintet(ハクスタブル五部作)の一作目。

シュロップシャーのスロックブリッジという村に
亡き牧師の残した四姉弟が住んでいた。
長女マーガレット(メグ)、次女ヴァネッサ(ネシー)、三女キャサリン(ケイト)、長男スティーヴン。
本作は次女ヴァネッサがヒロイン。
ちなみに彼女は準男爵サー・ハンフリー・デューの次男の嫁だったが
一年半前に夫をなくした身。

貧しい暮らしをしていた四姉弟のもとに、驚くべきしらせがやってきて、彼らの人生が覆るのだが……という話。

バログ作品というと親戚の名前がやたら出てくるので
こんがらがるのが常なのだが
その点はましな方だったかと。
ただ、当初はコンスタンティン・ジョナサン兄弟との関係が今ひとつ理解できなかった。
(多分、兄弟の祖父が長男で、四姉弟の祖父が次男かな)

肝心のロマンスだが、ふたりが反目しあう間柄だったので
ロマンス展開になるまでページ数がかなりかかった。
それを冗長と感じる人もいるかも。
ただ、ヒロインがただならぬ人物なせいか、私は読み返したくなる。
ヒロインを理屈屋と感じて、好きになれない読者もいるかもしれないけど。

個人的にはコンスタンティンに興味があるし
彼はあることを隠している気がする。
作者のお気に入りだったりして?

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2013年1月17日
読了日 : 2013年1月17日
本棚登録日 : 2013年1月13日

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