モリアーティ (角川文庫)

  • KADOKAWA (2018年4月25日発売)
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本棚登録 : 653
感想 : 52
5

『シャーロック・ホームズ 絹の家』に次ぐ
ホロヴィッツ氏のホームズ作品です。

語り手はフレデリック・チェイスという
アメリカから来た調査員なので、
ホームズが活躍する前作とは少し違う
角度からのホームズ作品となっています。

かの有名なライヘンバッハ事件から
物語はスタートします。

『モリアーティ』というタイトルから、
ライヘンバッハでのホームズと
モリアーティが描かれているのかと
想像していましたが、違いました。

ですが、なるほど。
大胆なタイトルでした。

読み直し必至な本です。
全て理解した上で読み直したい。


付属の短編「三つのヴィクトリア女王像」は
ワトスンが書いたホームズの物語です。
短編ですが本格ミステリー。

本編でモリアーティに無慈悲に殺されてしまった
ジョーンズ警部が出てくるので、
少し悲しい気持ちにもなりました。

さすがホロヴィッツ氏。
どちらとも面白かった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリー
感想投稿日 : 2022年12月21日
読了日 : 2022年12月21日
本棚登録日 : 2022年12月14日

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