『シャーロック・ホームズ 絹の家』に次ぐ
ホロヴィッツ氏のホームズ作品です。
語り手はフレデリック・チェイスという
アメリカから来た調査員なので、
ホームズが活躍する前作とは少し違う
角度からのホームズ作品となっています。
かの有名なライヘンバッハ事件から
物語はスタートします。
『モリアーティ』というタイトルから、
ライヘンバッハでのホームズと
モリアーティが描かれているのかと
想像していましたが、違いました。
ですが、なるほど。
大胆なタイトルでした。
読み直し必至な本です。
全て理解した上で読み直したい。
付属の短編「三つのヴィクトリア女王像」は
ワトスンが書いたホームズの物語です。
短編ですが本格ミステリー。
本編でモリアーティに無慈悲に殺されてしまった
ジョーンズ警部が出てくるので、
少し悲しい気持ちにもなりました。
さすがホロヴィッツ氏。
どちらとも面白かった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリー
- 感想投稿日 : 2022年12月21日
- 読了日 : 2022年12月21日
- 本棚登録日 : 2022年12月14日
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