清水氏の小説って、こんなに冷静なものなのだとやっとかめシリーズや、勉強シリーズでしか触れていなかった作者の作品に驚きました。
作品の文体、文章、言葉遣いに引き込まれる感覚で一気読みでした。
著者は日本語に対する深い考察を持っていてその著述も多く大変に興味深い。
だからであろうか、この作品を読む際に文章に対する抵抗があまり無い。
普通どのような作品を読んでも理解しづらい表現があるし、それが自分の読解力不足が理由の時も含めて当たり前なのだけれど。
この作品ではさまざまな文体を駆使しているけれどそれぞれの文体の隅々まで著者の神経が行き届いていると感じられた。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2018年11月20日
- 読了日 : 2018年11月20日
- 本棚登録日 : 2018年11月17日
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