神様の御用人 (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2013年12月25日発売)
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感想 : 358
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現代日本では、神様への感謝の心を持つ日本人は減り、神社に来ても勝手に願い事だけをして去っていくようになってしまった。人間の感謝の心から力を得ることのできる神の力はは弱まるばかり。

フリーターの良彦はある日、見知らぬおじいさんから一冊の書物を手渡され、力の弱まってしまった神の困りごとを解決する「御用人」となって、様々な神様の元を訪れることに…

※※※

日本人として、日本神話や自国の神様についてちゃんと知っておきたいな〜という気持ちはあるんですが、古事記を読むのはなかなかにハードル高し。
そんな中で、こちらは気軽に読めて日本の神様について少し詳しくなれる一冊でした。

ちょっとふにゃふにゃしてるけど一本芯の通った主人公にはすごく好感が持てるし、何よりも相棒である方位神・黄金がもふもふで可愛い!もふもふしたい〜

印象としては夏目友人帳の神様版、というところでしょうか。

神様の悩みは抹茶パフェが食べたいとか引きこもりとか腰痛とか、人間的なところも面白くてなんだか可愛い。
でも油断して読んでたらほろりと泣かされそうになったりもして。

読後感もとてもよく、少し疲れているときとかでも安心して読むことのできる良き一冊でした〜。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年9月17日
読了日 : 2022年9月17日
本棚登録日 : 2022年9月16日

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