新設された学校「来栖の丘学園」に転校してきた、一度見たものはすべて記憶する能力を持つアレイ。そして驚異的な数学的能力の持ち主であるQ。
二人はある日、異世界に閉じ込められて異形のものに追いかけられ、すんでのところで異世界から脱出する。
その日の放課後、二人のもとに人間の言葉を喋る猿が現れる。そして二人は、猿に「くるすの丘に、来い」と言われるおかしな夢を二人ともが見ていたことを知り…
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これ、面白かったです!
児童書だからめちゃくちゃ読みやすいんですが、でも内容は古事記を絡めた緻密かつしっかりしたSFファンタジー。ホラー要素とミステリー要素もあるかな。
主人公アレイを始め、Qやその後に出てくる登場人物たちみんな、キャラが濃い。
架空の現実の形をした異世界から、それぞれが持つ特殊な能力を使って脱出しなきゃいけないんですが、この異世界の描写がちょっとホラーでドキドキハラハラするんですよねー。
全3巻らしいので1巻目であるこの巻ではまだ全貌がよくわからないし、登場人物たちも全然仲良くなってないんですが(笑)、これからの関係性の変化も楽しみ。
良いファンタジーに出会えるとワクワクします。
次の巻も早く借りてこなくては!
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年8月29日
- 読了日 : 2022年8月29日
- 本棚登録日 : 2022年8月29日
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