アラフォーで独身の佐知、その母鶴代、佐知の友人の雪乃、雪乃の会社の後輩の多恵美。
4人が暮らす古い洋館で、静かに日常が繰り返される。たまに不思議なことが起こりながら。
淡々と4人の女性の日々を描いているかと思いきや、河童のミイラ(偽物)が出てきたり、カラスがいきなり語り手となったりと、ファンタジー感が一気に高まる場面もあり、まるでアトラクションのような飽きさせない長編。
どこか浮世離れした呑気さの鶴代や警戒心のなさすぎな多恵美など、個性豊かな彼女たちの会話が面白い。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2019年8月8日
- 読了日 : 2019年8月8日
- 本棚登録日 : 2019年8月8日
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