あの家に暮らす四人の女

著者 :
  • 中央公論新社 (2015年7月9日発売)
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本棚登録 : 2987
感想 : 465
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アラフォーで独身の佐知、その母鶴代、佐知の友人の雪乃、雪乃の会社の後輩の多恵美。
4人が暮らす古い洋館で、静かに日常が繰り返される。たまに不思議なことが起こりながら。

淡々と4人の女性の日々を描いているかと思いきや、河童のミイラ(偽物)が出てきたり、カラスがいきなり語り手となったりと、ファンタジー感が一気に高まる場面もあり、まるでアトラクションのような飽きさせない長編。

どこか浮世離れした呑気さの鶴代や警戒心のなさすぎな多恵美など、個性豊かな彼女たちの会話が面白い。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2019年8月8日
読了日 : 2019年8月8日
本棚登録日 : 2019年8月8日

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