ミリオンセラーガール (中公文庫 さ 69-1)

著者 :
  • 中央公論新社 (2015年6月23日発売)
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本棚登録 : 162
感想 : 29
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アパレルショップをリストラされた沙智は、ファッション誌の編集者を目指して出版社へ。しかし、配属されたのは販売促進部。無名作家の小説を「ミリオンセラーにせよ」との特命まで課せられた。

作家、出版社、取次、書店という、本が読者に届くまでの全ての関係者が登場し、それぞれの言い分で損得が分かれる、書籍業界の課題を分かりやすく示した本著。

でも、それぞれの立場の人たちが、一つの本をミリオンセラーにするべく、一体となって売り出して行く様子は胸が熱くなる。

沙智の成長物語としても面白い。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2016年12月30日
読了日 : 2016年12月30日
本棚登録日 : 2016年12月30日

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