世界史のなかの戦国日本 (ちくま学芸文庫)

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  • 筑摩書房 (2012年4月10日発売)
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16~17世紀前半の日本列島では、政治的動きとしては豊臣・徳川による統一政権を生むが、経済的には何が起こっていたのか?朝鮮貿易と幕府の勘合貿易、サハリン・沿海州、琉球の勘合貿易および西南海貿易、東アジアの私貿易および南蛮貿易といった四つの商業圏で、明の活況による財の流れを獲得する覇権争いが盛り上がり、日本銀の大量産出に伴い規模が爆発的に拡大します。統一政権樹立の原資にもなります。統一権力が近世の四口(対馬口の宗氏、松前口の松前氏、薩摩口の島津氏、長崎口の徳川氏)に集約した。更なる研究を期待(1997年)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本史研究
感想投稿日 : 2022年8月18日
読了日 : 2021年10月10日
本棚登録日 : 2022年8月18日

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