ホテルジューシー (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2010年9月25日発売)
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感想 : 382
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大学2年生のヒロちゃんは、夏休みのバイト先として、沖縄のホテルを選択。
最初は石垣島のリゾートでバイト生活を満喫していたが、そんな生活もすぐ終わり、那覇にある「ホテルジューシー」に移ることに。
そこには変わり者で、二重人格の「オーナー代理」や、「てーげー」な清掃係の双子のおばあちゃんなど、個性豊かな人たちが働いていた。
石垣島から、突然国際通りの路地に入ったボロいホテルの勤務になったことで、ヒロちゃんの気持ちはいったん下がるが、時間が経つに連れ、どんどんお客様のプライベートにも首を突っ込むことに。
大学生の割には、大家族の長女と言うことで、いろいろ口うるさいし、考え方が年寄りみたいで、主人公に感情移入出来ず、たかがバイトの分際で他人のことに首を突っ込み過ぎるところもイラついてしまった。
個人的に沖縄に思い入れもないのが、良くなかったのかも。
なかなかバイトを辞めることを伝えられない姿も、本当にイラついて、世の中の社会生活はほとんどがその人がいなくなっても回るように出来ている。「自分がいなくなったら・・・」と考えること自体、私から見れば「何様」と言う感じで、このシリーズは合わないのもしれない・・・
ま、大学生のバイトで人生のいろんな経験が出来たと言う態で読めば、いい話なのかもしれないけど、そう読み取るには私が年を重ね過ぎたかも。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 微妙・・・
感想投稿日 : 2022年5月5日
読了日 : 2022年5月5日
本棚登録日 : 2022年2月20日

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