御年90歳になるのに、今でも現役で活躍する草間彌生氏。個人的にファンではないが、仕事柄、彼女の作品を見る機会も多い。とても奇抜で、斬新で、興味がなくても、やはり魅了されてしまう、不思議な芸術家。
その彼女のこれまでの軌跡を描いた一冊だが、始まりの「子供のころから死ぬことばかりを考えていた」の一言で読むことを決めた一冊。
死ぬことの延長線上に見えた幻覚が、現在の彼女の原点であることが、同じく「死ぬことばかり考えて」生きている人間には勇気を与える。
決して体調が良い訳ではないようだが、これからもまだまだ斬新な作品を発表し続けて欲しい。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年9月16日
- 読了日 : 2019年9月16日
- 本棚登録日 : 2019年8月31日
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