風間が警察学校へ異動する前の捜査一課での「風間道場」を描く短編集。
県警捜査一課のエース風間の元に送り込まれる若手の刑事たち。
最初は風間を恐れ、なかなか本領発揮出来ない若手に、個別に独特の言葉を掛けながら、事件の解決に導いていく。
面白いと言えば、面白いし、さすが「短編集のトリックスター」と言ったトリックの数々なのだけど、これをこのシリーズでやる意味があるのか?と思ってしまった。
2年続けてSPドラマ化し、人気が出たのかもしれないけど、ドラマも見ず、シリーズ最初から作品のファンであり、作者の短編ミステリーも欠かさず読んでいる身からすると、ちょっとドラマでファンになった人に向けて、無理やり作られた感じがしてしまう。
穿った見方なのは、十分承知しているし、ドラマも小説も好きな方がたくさんいることも理解しているのだけど、個人的には、やっぱり初期の教場の作品の方が好き。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
警察物
- 感想投稿日 : 2022年9月1日
- 読了日 : 2022年8月31日
- 本棚登録日 : 2021年9月7日
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