シリーズ3作目。
前作でブックカフェで働くことになった一葉。
今作ではブックカフェの話がメインになるかと思ったが、新たな登場人物が増え、また新たな扉が開いていく。
少女漫画をテーマにした講演会や、これまでと違う場所での連歌など、扱っている内容は同じなのに、また違う景色に見え、一葉と一緒にふわふわと漂う感じがした。
新たな登場人物が増えたことで、新しいお菓子も登場し、思わずネットで調べたりしてしまったが、一葉の心の中の描写が少なかったように感じて、個人的には今作では何を伝えたかったのだろう??という読後。
しかし、他のシリーズもそうだけど、次から次へといろいろなアイデアが出る作者の頭の中を覗いてみたい。
謝辞のページを見ると、作者が実際連歌を巻いているようだし、すごいなぁ・・・の一言に尽きる。
連歌の説明も毎回丁寧で、一葉と一緒に連歌を学んでいる気がするのが、今作の何よりもいいところだと思う。
今後、一葉が何を一番大切にしていこうとするのか、続編に期待。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ライトな感じ
- 感想投稿日 : 2022年9月29日
- 読了日 : 2022年9月29日
- 本棚登録日 : 2022年7月30日
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