象は忘れない (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

  • 早川書房 (2003年12月1日発売)
3.46
  • (34)
  • (44)
  • (113)
  • (13)
  • (2)
本棚登録 : 694
感想 : 59
5

初ポアロ♪面白かったです!
推理作家のミセス・オリヴァが名付け親になっている
シリヤの両親の12年前の心中事件の真相を調査する為、
象のように記憶力の良い当時の関係者達を訪ね歩き、
やがてポアロは愛の悲劇とも呼べる真相に辿り着く。
「象は忘れない」というのはイギリスに伝わる慣用句で、
象は自分をひどいめに合わせた人を一生忘れないし
自分を助けてくれた人も一生忘れないという意味だそうです。
「象は忘れないけれど、人間は忘れます」というセリフで
読後感がますます爽やかになりました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリー
感想投稿日 : 2011年8月2日
読了日 : 2011年8月2日
本棚登録日 : 2011年8月2日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする