ゼロ時間へ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

  • 早川書房 (2004年5月14日発売)
3.84
  • (92)
  • (151)
  • (121)
  • (13)
  • (2)
本棚登録 : 1279
感想 : 122
4

通常のミステリなら、まず殺人事件が発生して
犯人は誰だ?ってな感じになるのが定番。
前半部で老弁護士が語っている。
殺人は結果なのだ。物語はそのはるか以前から
はじまっている・・・と。
まさに殺人の起こる瞬間のゼロ時間に向かって
物語が進んでいくのですよ。
淡々と進んでいくのにワクワク感が止まらない。
そして殺人が起こり、犯人は予想外の人物だった。
全くもって完全に騙されました。
そしてゼロ時間の意味を改めて思い知らされ鳥肌が立ちました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリー
感想投稿日 : 2012年12月28日
読了日 : 2012年12月28日
本棚登録日 : 2012年12月28日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする