本シリーズの主役は保胤である。
悪名高い貴族が倒れ、それに関わっているのが晴明とも因縁のある男だった。
忠憲の夢の為、晴明は男を始末するしかないと思っている。
そこに優し過ぎる保胤が出てくるとなると、なんとなく想像はつく。
しかし、その持って行きかたがうまい。
陰陽寮が一目置いている伯家。伯家を代々守っている佐伯家。
更には晴明の宿敵であるはずの蘆屋道満が、何故かいい人で
さりげなく関わってたりして大いに盛り上がっていくのですよ。
色んな怒りを前面に押し出して感情を揺さぶってきます。
位置的には獏さんの陰陽師の後日談的存在と言ってもいいでしょう。
続きも読む。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
妖系
- 感想投稿日 : 2013年5月26日
- 読了日 : 2013年5月22日
- 本棚登録日 : 2013年5月26日
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