のばらさんはBLしか読んだことがないのでふつう(?)の漫画はどんなもんかと思って、暫く迷っていたけど買ってしまった。
近親相姦ものということで若干迷いはあったけど、読んでみたらがちがちのエロ本みたいなものではなく、異母兄妹のお話。
父親がどうしようもなくて、母親もちょっと歪んでいる。
そういう元で育ったセラ(父はいなくて母と二人暮らし)とルミナ(父母と三人暮らし)は、自分たちが歪んでいることを自覚して、傷のなめあいみたいに関係を持ってしまう、けど、結局露見して離れ離れに。
その後、また再会して…てな具合。
近親相姦、って言葉自体が敬遠されがちなんだけど、この話は、たぶんのばらさんの画風も相まってさらさら読めてしまったし、私はどっちかというと二人に血のつながりがあろうと、互いでなくてはダメだと希求してしまうならつながればいい、幸せになってほしいと思った側だった。
漫画こそだけども。
すごくよかったのは、セラが、ルミナとの関係を持ったことが父親にばれた後に「こんなのを作ったことを後悔したらいいんだ!」と言い放ったシーン。
心にぐっときた。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
その他漫画
- 感想投稿日 : 2013年12月8日
- 読了日 : 2013年12月8日
- 本棚登録日 : 2013年12月8日
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