SF童話の短編集(5話)
1話「タイムマシンは川におちた」は、あとがきでもふれている SFとおとぎ話は兄弟のように似ている に通ずるものを感じた。 かの有名だったおとぎ話『ももたろう』を読み返すたびに、この話もよぎるだろう。
SFの理論と、児童文学の形式(子どもが読んでも理解と鑑賞ができりうように配慮して書かれている)の二つの力が引っぱり合うようになんとかつりあいをとっためずらしい「SF童話」です。1967年 盛光社刊 同タイトル名を底本として加筆、修正をし、判型、挿絵(岡本順)を新たに刊行された異議を感じられる1冊です。
SF作品への入り口として、ここからSF文学を味わいたいと思いました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年1月6日
- 読了日 : 2012年1月6日
- 本棚登録日 : 2011年12月4日
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