オープンエデュケーションと言うトピックについて、インタビューを織り交ぜながら書かれた本。
世界のどこからでも中等教育高等教育を受けられますと言うような前半と、後半はそれが日本も含めて世界に広がりつつある中で、どのように活用されていくかの課題も含めて書かれている。
高等教育にオープンエデュケーションが利用される目的の1つは、今まで北米の教育にアクセスできなかった人が教育を受けられるようになること、また、自身の能力を示すことができるようになること。
ただ一方で、MITハーバードのように、いわゆる人気のある大学のシラバスや授業に収束させていくような流れもおきかねず、目的と手段を取り違えると大変なことになりそう。
英語を母国語としない人にとっては、英語と合わせて勉強すると言うモチベーションになってるのは間違いない。
一方、日本がと言うと言語の壁もさることながら、(当時はまだ2020年以降のようなYouTubeの広がりがないせいか)そこまで広がっていない。
この本が書かれたのは黎明期である2013年、約10年前。今jmoocのサイトを開いてみると、それほど講座数が増えていた。
自分の能力開発という観点もあり、英語版と日本語版、アカウントを作ってみようかと。
ちなみにこの本の著者は、トランプについてのラストベルトのルポジャーナルを出した金成氏。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年1月19日
- 読了日 : 2023年1月18日
- 本棚登録日 : 2023年1月17日
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