すみれの花の砂糖づけ―江國香織詩集

  • 理論社 (1999年11月1日発売)
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感想 : 70
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積読本の中から一冊。今や売れっ子作家になった江國香織さんの20年前に出版の詩集。何か生きている軸が歪んでるような詩が続くが、これもその時代そのままの心のあり方の証。

詩、全部は写せないので、気になったところどころを・・・。
 
さすが、きたえられた肉体だね けんぜんなたましいだね はがたたないよ

しじみちょうと とかげだけは すこし 仲間だった。

この世のすべての真実がこめられていようと 
たったひとつぶのさくらんぼで

わたし あなたとなにかためすの だいすきよ
それがあたらしいことなら なおさら

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 短歌・俳句・詩
感想投稿日 : 2022年6月28日
読了日 : 2022年6月24日
本棚登録日 : 2022年6月28日

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