あらすじを読むと大規模なパニック映画と思うが、正直その要素は薄い。基本、ロードムービー。
現実問題として、メキシコからアメリカへの移民が社会問題となっている。入国を阻止するためにアメリカ人は国境に壁を作り、突破するものを最悪撃ち殺すこともある。
本作はそれをモンスター映画という形で具現化しているように感じた。アメリカはモンスターを恐れ、メキシコへの爆撃を繰り返す。メキシコ人はそんなアメリカの攻撃を止めさせようとデモを繰り返し、モンスターへの恐怖心はあまり無さそうに見える。むしろアメリカを憎んでいる。これって、アメリカ人からみたメキシコ人を"モンスター"として描いているからだと思う。
単なるパニック映画と思ったら、いい意味で裏切られた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
映画
- 感想投稿日 : 2020年12月31日
- 読了日 : 2020年12月31日
- 本棚登録日 : 2020年12月31日
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