キッド・ピストルズの冒讀: パンク=マザーグースの事件簿 (創元推理文庫 M や 1-2)

著者 :
  • 東京創元社 (1997年2月1日発売)
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本棚登録 : 269
感想 : 31
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この著者の作品はアンソロ以外では初めて。キッド・ピストルズシリーズ第一弾。舞台はパラレルワールドの英国で探偵役はパンク刑事、などというあらすじを読んだ時はどんなゲテモノな内容なのかと戦々恐々としながら読み始めたわけだが、その中身はあのマザーグースをモチーフとした四篇が収められている、トリックとロジックに満ち溢れた正統派な本格ミステリ!パンク刑事キッド・ピストルズがその灰色の脳細胞でもって事件の真相を暴いていくわけだが、その思考はまさしく本物の名探偵。うーむ、今まで食わず嫌いをしていたがこのシリーズ他のも面白そうだぞ。というわけで私はこのシリーズを追いかけていく事を決めた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 山口雅也
感想投稿日 : 2021年8月31日
読了日 : 2021年8月31日
本棚登録日 : 2021年8月24日

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