哲学 (幻冬舎よしもと文庫 2-1)

  • 幻冬舎 (2009年3月15日発売)
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島田紳助は当時絶頂期にあった、彼の率いていたコンビ紳助竜介を、ダウンタウンの出現により解散させることを決意した。

日本のお笑いシーンを牽引してきた島田紳助、松本人志によるエッセイ。

島田紳助は、B&Bの島田洋七に憧れ、島田一門に弟子入りし、紳助竜介でB&Bを超えていった。松本人志は紳助竜介に憧れたものの、NSCの一期生として浜田と入学し、その後、紳助竜介を引退に追いやり日本一の座を手に入れた。

島田紳助は、気になった芸人の漫才を全て書き出し研究し、さらに目にするコンビの漫才の評価、良い部分、悪い部分を書き出し、研究に勤しんだ。

一方の松本人志は、デビュー時こそ紳助竜介のコピー漫才を試みたものの、結果的に才能によりのし上がっていく。

お笑いの一歴史を作った、いわば織田信長と豊臣秀吉の対談のようなこの一作はとても興味深い。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年5月30日
読了日 : 2021年5月30日
本棚登録日 : 2021年5月30日

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