なんて素敵にジャパネスク 4 (花とゆめCOMICS)

著者 :
  • 白泉社 (1990年1月1日発売)
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吉野君から託された朝霧という言葉は、大皇の宮の妹姫の失踪事件を指していた。瑠璃は吉野君が陰の御落胤であること、そして吉野君の哀しい現実と思いを知るのだった。すべてが手遅れにならない前にと吉野君のもとへと向かう瑠璃だったが、帝・鷹男に召され参内した後だった。そして帝を捜す瑠璃が見たものは高彬に斬られる吉野君の姿だった。
謀反が露見し護送された吉野君を救い出すべく瑠璃は急ぐのだった。火の手のあがる寺に潜入し、瑠璃は吉野君を見つけた。罪を償うために死のうとしていた吉野君に瑠璃は「生きて」というのだった。
吉野での再会を約束し、吉野君は瑠璃の桂(うちぎ)を着て北へ、瑠璃は吉野君の衣を着て東へと逃げたが落馬し重症を負うのだった。
瑠璃は自分の怪異の噂と療養のため、そして吉野君を待つため吉野へ来ていた。そんな瑠璃のもとへ高彬が訪れた。高彬は通法寺の事件の時、瑠璃の吉野君への想いに気付き影ながら瑠璃に協力していたのだった。高彬の母上からの婚約を白紙にするという文にもかかわらず、高彬は全てを知っていて変わらないやさしさで瑠璃を抱きしめてくれるのだった。
高彬ジャパネスク・ミステリーの巻
ある日、謀反僧・唯恵を見たと言うものが現れ、噂は広がり帝の耳にも届いてしまった。心悩ませる高彬だったが、なんと謀反僧が高彬の命を狙ってきたのだった。しかし、その事件に隠されていた真実は・・・。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 山内 直実
感想投稿日 : 2008年3月30日
本棚登録日 : 2008年3月30日

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