今までで一番俗っぽいトリックだった気がする。が、気圧の関係でドアが開かなくなる、という建築上の話はつい最近になってよく知られるようになったものだし、当時は新鮮だったのかも。男の子が死体を見て「いない」と言うのはちょっと無理があるけどわからんでもない。
なにより萌絵のエイプリルフールネタに対して、犀川先生のガチの心情描写がありありと描かれすぎていて読者である私もほぼ信じてしまってたことの方が今作は大きかった。やっと登場人物が自由に喋り出したような印象。まだ半分残っていることがこんなに嬉しいとは。そしてあと半分もあるのに結婚しかけている二人が可愛い。式場が来い。はよ結婚しろ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年5月4日
- 読了日 : 2022年5月4日
- 本棚登録日 : 2022年5月4日
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