新編教えるということ (ちくま学芸文庫 オ 6-3)

著者 :
  • 筑摩書房 (1996年6月10日発売)
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本棚登録 : 1290
感想 : 127
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春から教師になる身として、心に刻みつけておきたい言葉だらけだった。
図書館で借りて読んだ本だったけど、常に傍らに置いておきたいと思う本だ。読みやすかった。

「子どもと同じ世界にいない教師は、まず「先生」としては失格だと思います。…研究の苦しみと喜びを身をもって知り、味わっている人は、いくつになっても青年であり、子どもの友であると思います」

「「先生」というのは敬語です。ですから、それに足るだけの人になっていかなくてはならない。教室とは、そういうこわい世界ですし、教師という職業は、その意味で非常にこわい職業、自分に対して非常なきびしさのいる職業だと思います」

「私たち教師は、人間の力、人のよさ、子どもへの愛情、そういうものに自信をもち過ぎないで、そういったことはあたりまえというふうに考えて、教師でないとできない、といった技術をじゅうぶんに練りたいものです」

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2023年2月11日
読了日 : 2023年2月11日
本棚登録日 : 2023年1月26日

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